2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

消費税の未来・絶妙に命名された「消費税」と納税意識

消費税という名称が、誰によって命名されたのか、私は知らない。当時の自民党税制調査会であるのか、大蔵省の官僚によるものなのか。 消費税法が成立したのは1988年。大蔵大臣は首相兼務の竹下登氏であった。この消費税法という名称は、その後の日本に大きな…

消費税の未来・財務省「消費税の軽減税率制度の導入」ページ読後感想

財務省ホームページで4月22日にアップされた「消費税軽減税率制度の導入」を読んだ。 www.mof.go.jp なかなかの長文ページなので、仕事場のカラーレーザープリンターでA4版用紙に印刷した。概要と対象品目を除き17枚の頁数となった。用紙とインクがもったい…

消費税の未来・憲法の趣旨に反しない消費税制度を考える

消費税に関する憲法問題は、以前から法律学者により指摘されている。 税経新人会全国協議会 - 憲法と消費税について 北野弘久氏の論文では二つの憲法原理に、消費税法がそぐわない事を述べている。 一つは応能負担原則の趣旨に反する。 二つめは担税者である…

消費税の未来・安心してください消費税率は2%になります(二年間限定)

自ら気づくことは大切なことだ。このブログでも繰り返し述べてきた消費税制度の誤りや弊害が、ここにきてひろく認められつつある。 簡単に述べるなら以下の5点だ。 1,逆累進性(軽減税率問題) 2,転嫁(インボイス・益税問題・価格弾力性・滞納) 3,消費…

消費税の未来・セブンイレブンの隣にメガドンキがやって来た

東京23区内で初めてのメガドンキホーテが、板橋区志村に開店した。その隣にはコンビニのセブンイレブンが以前から営業している。 このブログでは、「益税なんて存在しないと思う理由をわかってほしい」というタイトルで、大規模店舗の隣に立地する小規模店舗…

消費税の未来・自動運転3D地図と消費税どっちが大事?

今日の夕方、運転をしながらニュースを聞いていた。すると世界各国で3D地図の研究開発競争がおこなわれているという。世界標準方式の3D地図を開発した国が、世界中の自動車を制御する基準を勝ち取れると言う話だ。 いまや自動運転技術というものが、まるで近…

大竹文雄氏の「消費税が嫌われる理由」に消費税の未来を学ぶ

たまたま検索をしたら、大竹文雄氏の「消費税が嫌われる理由」というページに遭遇しました。日本経済研究センターのホームページです。 推測をすると、私のような経済、財政、税制に縁のない一般読者に、消費税の持つ特性を、わかりやすく説明をする意図で書…

消費税の未来・消費税積立貯蓄制度「消費税マイレージ」と財務省

「消費税マイレージ」とは、日本のこころを大切にする党の中野正志氏が、2016年3月29日の参議院予算委員会で提案した政策です。同党ホームページには、4月3日の河北新報国会短信記事で紹介された記事が掲載されています。 記事の概要は(上智大学の大和田滝…

消費税の未来・軽減税率は自由、民主、共生の精神を「ないがしろ」にする

たまたま、中小企業家同友会のホームページを見かけた。中小企業家同友会とは、昭和22年に中小企業の存立と発展、社会的地位の向上を目的として結成された全中協(全日本中小企業協議会)から発展した、全国規模の協議体です。 私には全く関わりのない団体で…

消費税の未来・インボイスの意味を城郭都市と城下町にたとえてみました

消費税と付加価値税の違いを、日本の城下町と西洋の城郭都市に例えて考えてみた。 私は歴史や文化に通じていませんが、直感的なイメージで、この二つの税制度を喩え話で書いてみます。企業、会社、商店など消費税を納税する事業体を、城下町や城郭都市と見立…