2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

消費税の未来・消費税の逆進性は、納税者である大企業と小規模事業者のあいだにも発生するのか?

担税者である消費者が、負担すると予定されている消費税には、所得の高低により、逆進性があるという。 同じように、大きな事業者と小さな事業者のあいだでは、実際に納税する消費税の負担率や、消費税を納税するためのコストに、逆進性があるのだろうか。 …

消費税の未来・恐れながら書付けをもって消費税申告の個別注記を申し上げ奉り候

私の会社では、事業年度分の確定申告書を税務署に提出する場合、「個別注記表」を添付している。 大きな項目が2つある。 1,重要な会計方針に係る事項に関する注記 2,貸借対照法表に関する注記 1の重要な会計方針に係る事項に関する注記は4つの会計方針が記…

消費税の未来・支払い給与と利潤に消費税率をかける方法だって付加価値税に違いは無い。

付加価値税は、生産流通の各段階で、付加された価値に対して課される税である。 A)受け取った消費税額を販売代金の請求書作成時に記帳する。B)仕入れ経費の請求書を受け取った時点で、支払った消費税額を記帳する。この二つの数字を明らかにする点が、消費税…

消費税の未来・軽減税率導入も、元をただせば逆進性対策。あの財務省案だってそうは悪くない。

租税の平等原則では、税の負担は担税力に即して公平に分配されなければならない。しかし付加価値税は、所得の再分配機能という点で、所得税に劣っている。 消費税増税の過去をたどれば、所得税最高税率の引き下げと同時に、消費税率は上昇してきた。ここにき…

消費税の未来・小規模事業者にとって、税額転嫁は夢の夢

私の店の主力商品は、100円から500円の均一商品である。 消費税が導入される前から、変わっていない。一時、103円や105円、本気で108円に値札を変えようと思った時もある。 消費税が導入された直後、100円のお買い上げ毎に、外税会計で、3円分が頂けた時もあ…

消費税の未来・ご注意2017年4月から外食産業の消費税納税額は、税率上昇分よりも増える。

例えば、年商5500万円以上の寿司屋がある。仕入原価と備品消耗品、水道光熱費などが60パーセントかかるとする。 軽減税率が無ければ、消費税納税額はおおよそ200万円となる。ところが、来年から食材にかかる消費税額は8パーセント据え置きとなる。 軽減税率…

消費税の未来・ザルにポイポイ小銭を溜めるのも商売の一つ

消費税は間接税ゆえに、最終消費者にはその納税義務は無い。納税義務が発生するのは、免税額以上の売上のある、300万事業者だ。 付加価値税も日本の消費税も、その納税義務が発生するのは、「発生主義」による。 つまり、商品の引き渡しやサービスの提供が実…