2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

消費税の未来・益税なんて存在しないと思う理由をわかってほしい

売り上げ1,000万円以下の零細免税事業者。みなし仕入率が適用される5,000万円以下の、簡易課税の事業者。ここに益税があるという。 ほんとうにそうなのだろうか。ならばなぜ、上記の二つの制度,益税を発生させる制度が、日本に存在するのか。なぜインボイス…

消費税の未来・軽減税率導入の前に、これだけは決めておいてほしい事

現在のスーパーや小売店などでは、消費税転嫁対策特別措置法により、価格の表記方法が定められています。これは「総額表示」というものです。商品の価格表示を行う場合、税込価格さえ表示されていればよいとされています。 しかし、税率の変動時期にある現在…

消費税の未来・私以外私じゃないだからインボイス

マイナンバー制度とおなじ制度は台湾にもある。氏名、生年月日、本籍地、父母、配偶者の名前、徴兵に関する情報が国民身分証統一番号証に記載されている。 日本のマイナンバーが付番される時点で、関連付けられている情報は、基本4情報(氏名、住所、性別、…

消費税の未来・フィンテックが日本の消費税を変える!?

韓国VATは40年、台湾営業税は65年、二つの隣国の付加価値税の歴史は長い。いずれも正真正銘の付加価値税である。 この両国の決済場面ではもちろんインボイスが発行される。その上課税事業者のレジスターは、政府のコンピューターやクラウドで課税庁につなが…

消費税の未来・軽減税率はどうなるか?第190回通常国会で審議が始まります

新年あけましておめでとうございます。 1989年4月に消費税法が施行されてからもう27年になります。消費税とは財政を救う救世主でしょうか。社会保障を安堵する加護神でしょうか。昨年2015年の9月「軽減税率」という妖精がチラチラと飛び回ったかと思えば、「…