消費税の未来・自動運転3D地図と消費税どっちが大事?

今日の夕方、運転をしながらニュースを聞いていた。すると世界各国で3D地図の研究開発競争がおこなわれているという。世界標準方式の3D地図を開発した国が、世界中の自動車を制御する基準を勝ち取れると言う話だ。

いまや自動運転技術というものが、まるで近い将来に実現化するという、前提で話題になっている。しかしそんなものが本当に必要だろうか?

もう二十年以上前に利用したが、成田空港の第二ターミナルの本館とサテライトを結んで走る「シャトル」という乗物があった。ようするに水平に走るエレベーターである。運転手のいないモノレールのような乗物だ。

たぶんいろんなセンサーがあちこちに付いているのだろう。たくさんの乗客がいっきに乗り込むと、アナウンスで最後に乗った方は降りてくださいと言う。安全最優先は公共交通の基本だ。ところがいつまでたっても出発しない。その後の事情は知らないのですが、2013年にこのシャトルは廃線になったそうです。300メートルの移動距離は、現在動く歩道に切り替えらている。

想像するに、たとえ自動運転する自動車が完成しても、その車はセンサーの塊になっている。車にとって怖いのは障害物だ。人、自転車、バイクはもちろん、高速道路上にただよう新聞紙やビニールシートのような落下物、人の眼ならそれがなんだか判断できる。それだけではない。反対車線から飛びかかって来る水しぶき。前の車が巻き上げる水しぶき。大粒のぼたん雪。秋には木の葉も巻き上がる。

なぜそこまでして自動運転に、巨大な企業が熱をあげるのだろう。国家でさえも。私は言いたい。その素晴らしい技術開発競争、30年待とうよ。と。その分野に関わる技術特許の取得は、もちろん早い者勝ち。しかし自動運転の車が走れるのは30年後。今から10年間の間に取得した特許では、利益は発生しない。

おっと、このブログの主題は消費税でした。たびたび私の主張している納税意思の電子化です。この納税意思も実は3Dなのです。三つの情報、測定軸は、本体価格、税込価格、そして実際に取引相手に支払う金額です。

この三つの数値のデジタル記録ができれば、三次元税率表は完成します。人間社会の優先課題は、どうしてもこちらの方だと思いますが、いかがでしょうか。