消費税の未来・消費増税は2020年4月まで半年間延期!!延長戦に突入?

われわれ零細な商店主が待ち望んだ「消費増税延期の判断」は、いまだに聞かれません。今日、2019年6月25日に野党5党派は安倍内閣不信任案を、衆議院へ共同提出すると伝えられています。 この今日の時点で誰もが思い浮かぶ疑問が一つ湧いてきます。果たして10…

消費税の未来・ヘビとカエルと消費税

5月15日の読売新聞朝刊に、ー「敗北」越える価値創造の経営ーと題した経済同友会前代表幹事 小林喜光氏の論説が掲載された。 世界企業ランキングと国民の生活満足度の数字を掲げ「過去の成功体験から抜け出せず、新時代への構想力を欠いたことは、反省」すべ…

消費税の未来・MMT現代貨幣理論 (Modern Monetary Theory)を理解する前に気づいておいて欲しい事

ごくごく簡単な話です。今日本では消費税制度が導入されています。制度上、全ての商品を買うときに消費税が課税されています。もちろん非課税、不課税、の財やサービスを購入する場合には、消費税は課税されていません。英国では食料品がゼロ税率となってい…

消費税の未来川柳・こんなとき 山中さんなら なんと言う (山中貞則元党税調会長)

増税延期について、未だに「新しい判断」に続く首相の「個人的な判断」は聞かれません。消費税率を5から10へ倍にした歴史的烙印を自らに焼き付ける選択をするのか否か、予断を許さない段階です。今月中には増税延期の記者会見が聞けることを切望しています…

消費税の未来・湖東京至氏の「消費税とはどういう税金か、その実態」に拍手

消費税について疑問を感じたら、ぜひご覧頂きたい講演動画があります。 www.youtube.com 二時間にわたる元大学教授の講演です。湖東京至氏は税としての「消費税」について、永年の学術的なご実績と経験から、その不当性を多くの人に理解してもらう事の難しさ…

消費税の未来・初夢で見た今年の10月1日午前0時、おでんのタネも税率は4種類!?

寝床から起きたばかりで、新春に見た夢を書き留めてみた。切れ切れの記憶をつなぎ合わせて書いてはみたものの、つじつまが合わなっかったり、どこか大事なストーリーが抜け落ちて、夢の中での出来事がうまくご紹介できないとは思う。大目に見ていただきたい…

消費税の未来・キャッシュレス社会構築も意図する、消費増税対策のポイント還元策の大きな勘違い

前回の消費税の未来・のブログでは、増税対策が実施されたときの、事業者を含めたキャッシュレス決済を利用して、常識ではありえない濡れ手に粟のようなポイント利得を得る形をモデル化してみました。その方法をご理解頂いた上で本編をお読み下さい。このス…

消費税の未来・因果応報、仏の顔も三度まで

世の中、何かひとつくらい面白いことがないと張り合いがない。実質税率が3%、5%、8%、10%となるポイント還元を含む消費税の増税対策が実施されれば、庶民のあいだで笑い話や悔しい話題に花が咲くのだろう。得をすれば楽しいだろうし、現金で買い物をし…

消費税の未来・不発で逆効果だった打ち上げ花火 読売新聞10・14トップ記事 

失敗したと思っているのは読売新聞社自身である。その証拠に現在 「来年10月に消費税10%へ引き上げ、首相表明 : 政治 : 読売新聞」ヨミウリオンラインのこの記事にはアクセスが出来ない。 もうすでに来年、新元号元年10月の消費税率10パーセントへの増税は…

消費税の未来・伊藤隆敏氏の「やっぱりやめよう軽減税率」に消費税の未来を見る

早起きは三円の徳(得)という。江戸時代なら三文だが現在なら三円でも間違いは無いと思います。江戸期の物価を考え合わせれば、一文を30円として百円の徳でしょうか。今日2018年11月13日のテレビ東京(BSテレ東)の「モーサテ」で伊藤隆敏氏が軽減税率の取…

消費税の未来・荻原博子氏の論説に消費税の未来を視る

このところ連日のようにポイント還元やらプレミアム付き商品券といった目くらましのような記事が一流新聞の一面に踊っています。しかし勝ち組報道機関に対して、事態を冷静に分析するジャーナリストも健在です。Business Journal に連載された荻原博子氏の以…

消費税の未来・「消費税」は宝物を振り出す「打ち出の小槌」か?

大黒天が持つ「打ち出の小槌」。欲しいものが何でも出てくる便利なグッズだ。この週が明けてにわかに「消費増税風」が吹いてきた。我々庶民からみれば、ほんとにやるの?という気持ちは根強い。軽減税率が適用される品目や、同じ品物でも消費をする場所やタ…

消費税の未来・中古車下取り税を提言します。豊田章男×マツコ・デラックス「消費増税で30万台落ちるだろう」

財界トップの発言力を持つ、日本自動車工業会豊田章男会長は、10月6日東京モーターフェスの会場で消費増税に多大な懸念を示しました。今回の消費税の未来では、マツコ・デラックスさんとの息の合った対談のうち、「税金」に関する部分を文字起こしにしてみま…

消費税の未来・フェリックス・マーティン『21世紀の貨幣論』の最終ページの続きを書いてみた

「消費税の未来」のブログは2016年から一年あまりに渡って、40篇を書いて来ました。2016年7月に再度の増税延期が決定し、ほっとするあまりに、2017年1月に書いたメソポタミアのトークンの話と輸出戻し税に関するアイデアを最後に、現在まで中断をしていまし…

消費税の未来・米国への輸出企業が輸出戻し税を還付請求しなかったらどうなるか?

貿易相手国との関係はお互いがハッピーになることが理想です。巨大な貨物船も、双方が幸福になる七福神の乗った宝船であってほしいものです。 今回は、消費税導入国の日本と最終消費者のみが売上税を支払う米国と、お互いがうれしくなってしまう方法を考えて…

消費税の未来・粘土で作ったトークンは古代メソポタミアのフィンテックだった?

トークンとは代用貨幣のことです。例えば鉄道の切符。この切符を持っていればすでに駅で乗車賃を支払った事が証明できます。 コンピューターの世界では認証、ログインなどでもこの言葉が使われています。 今回は人類がこのトークンを利用して、古代国家を形…

消費税の未来、携帯電話をレジにピッてするだけで消費税が納税できる特許を取得!!

近未来の話です。 日本国特許は本当のはなしです。 2016年11月現在、足踏み状態の消費税増税問題が日本にあります。 現金を使って街で買い物をするときに、消費税を直接納税出来る携帯アプリを使います。現金で支払うのは本体価格だけ。 消費税は自分の通帳…

消費税の未来・付加価値税の未来 Future of VAT

日本の消費税制度には欠陥があります。それは転嫁と逆進性の問題です。 (shifting of tax burden and The Regressivity of a Value Added Tax) 税を負担するのは事業者か、最終消費者か、日本の消費税制度では曖昧です。ところが、納税者は事業者であると…

消費税の未来・シャウプの付加価値税とは何か?

ここに一冊の古びた雑誌がある。財団法人大蔵財務協会が発行した「ファイナンス・ダイジェスト」別冊特集号 「シャウプ勧告と税制改革 要項解説」改訂増補版附録収録 昭和24年10月20日 という雑誌だ。 今回はシャウプ勧告の言う付加価値税と現在の欧州付加価…

消費税の未来・アナザーワールドへようこそ

国税庁では税について分かりやすく紹介した動画を多数公開しています。そのひとつが「アナザーワールド」です。もし日本の未来で税が無くなったら、こんな悲惨な社会になってしまうと物語っている16分間の動画です。 66年前の日本の税制度も、今の私たちから…

消費税の未来・平田敬一郎著「税金の基礎知識」が語る60年前の税の常識

昭和29年のことです。46歳になる現役の国税庁長官が一冊の本を著しました。タイトルは「税金の基礎知識」。昭和27年に第二代目の国税庁長官に就任した平田敬一郎氏は、昭和30年7月まで在任し、続けて大蔵事務次官職を昭和32年5月まで務めています。 税の専門…

消費税の未来・先送り症候群にハマった消費税インボイス

インボイスとは事業者がものを売った時に発行する請求書の事です。課税商品を売った時には課税額も記入されます。事業者が消費税を税務署に納税する場合、ものを売った時に発行したインボイス記載の受け取り税額から、仕入れや、経費にかかった支払い税額を…

消費税の未来・ケネス・ロゴフ氏の考える税の万能薬とは?

思いもよらない一文が目に飛び込んできた。 東洋経済オンライン2016年6月19日付けに掲載された下記記事である。 toyokeizai.net ハーバード大学経済学部教授であるケネス・ロゴフ氏(Kenneth Rogoff)は、チェスの天才として名を馳せ、国際金融分野の権威と…

消費税の未来・増税される側の「新しい判断」も聴いてください

日本の消費税は、軽減税率を導入することで、来年2017年4月から、標準税率が10%、軽減税率が8%に改正されることが決定した。法律案が成立したのは今年2016年の3月29日である。 その後6月1日の安倍内閣総理大臣記者会見で、2年6ヶ月間、増税の延期をする「…

岩本沙弓氏の現場主義の経済学に、消費税の未来・を見る

昨日読んだ岩本沙弓氏の現場主義の経済学「増税延期に使われた伊勢志摩「赤っ恥」サミット(後編)」に、私の待ち望んだ未来からのプレスリリースが掲載されている。 www.newsweekjapan.jp 欧州委員会 - プレスリリース VAT行動計画:欧州委員会、EUでVATを…

消費税の未来・大間のマグロは消費税を飲み込むか?

今年11月には、築地の市場は豊洲に移転をする。移転先の広々とした場内で、安全清潔に効率よく生鮮食品が,取引流通されるなら都民としても喜ばしい限りだ。 今回は、せり売りの王者「大間のマグロ」にまつわる消費税の話をしたい。 寿司屋でマグロを食べた人…

消費税の未来・白タクウーバーでアベノタックスを考える

Uber Technologies,Inc.(ウーバー社)が、指向するビジネスモデルは、一般消費者が望む需要に一般庶民が応える「CtoC商取引」をインターネットを使い斡旋することのようだ。 例えば民泊。海外から来訪した旅行者に、一般家庭が宿泊場所を提供する。例えば古…

消費税の未来・回転寿司の在来線と新幹線の未来

前回の話は、納税意識(納税意思)が消費者と事業者のあいだでくるくる回ることで、消費税の制度が成り立っていることを述べた。現行の消費税法を、「搾税機」と例えた表現は不穏当ではあるが、消費税制度全体を俯瞰すると導かれるアルゴリズムを視覚化した…

消費税の未来・絶妙に命名された「消費税」と納税意識

消費税という名称が、誰によって命名されたのか、私は知らない。当時の自民党税制調査会であるのか、大蔵省の官僚によるものなのか。 消費税法が成立したのは1988年。大蔵大臣は首相兼務の竹下登氏であった。この消費税法という名称は、その後の日本に大きな…

消費税の未来・財務省「消費税の軽減税率制度の導入」ページ読後感想

財務省ホームページで4月22日にアップされた「消費税軽減税率制度の導入」を読んだ。 www.mof.go.jp なかなかの長文ページなので、仕事場のカラーレーザープリンターでA4版用紙に印刷した。概要と対象品目を除き17枚の頁数となった。用紙とインクがもったい…